二条城は1603年、江戸幕府初代将軍・徳川家康が、天皇の住む京都御所の守護と将軍の上洛の際の宿泊所とするために築城したものです。
天守閣こそ、1750年に雷で焼失しその後再建されていませんが、1867年に15代将軍慶喜が「大政奉還」の意思を表明した国宝・二の丸御殿、全国的にも珍しい江戸時代の宮家の住宅である本丸御殿など、歴史・文化的に重要な建築物が現存しています。
1994年にはユネスコ世界遺産に登録され、徳川家の栄枯盛衰と日本の長い歴史を見つめてきた貴重な歴史遺産と言えます。
2019.07.11
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