『京都御所』のご紹介-vol.5-
2019.07.08
「HOTEL KADO GOSHO-MINAMI KYOTO」は京都の中心部である京都御苑・京都御所より徒歩3分の距離にございます。
前回に引き続き、京都御所内の建物、その歴史についてご紹介いたします。
清涼殿(せいりょうでん)は『枕草子』や『源氏物語』にもその名が登場し、天皇の日常生活の場であった建物です。
現在の「清涼殿」は1790年に建築され平安時代のものよりも小さくはなっていますが、ふすまなどによる間仕切りが多くなっている特徴的なつくりは、当時のまま残っています。
中央に見えるのはご休憩の御帳台、その前に置かれている厚畳は昼御座(ひのまおし)という、天皇がお座りになる、座椅子のようなものです。
昼御座の左側に漆喰でかためた床「石灰壇(いしばいのだん)」があり、天皇は毎朝そこから伊勢神宮を拝むことを日課としていました。
京都御所の中で最も大きな建物である御常御殿(おつねごてん)は、清涼殿に代わり、1589年に豊臣秀吉により造られた日常生活の御殿です。
明治天皇も東京へ遷るまでこの御殿に住まわれていました。
外から見ると寝殿造りのような外観ですが、建物内部は書院造りとなっています。
幼児などを除いて天皇以外は男子禁制で、女官・女嬬(にょじゅ)といった女性たちが奉仕しました。
御池庭(おいけにわ)は、小御所の前にある回遊式の庭園です。
玉石が敷きつめられた先には、広い池が広がります。池の奥には欅橋(けやきばし)が架かっており、美しい日本庭園の風景が楽しめます。
海外からの観光客の皆様にも人気のスポットです。
京都御所は平安朝の雅な生活をほうふつさせるだけでなく、日本建築史の変遷を見ることができます。
「HOTEL KADO GOSHO-MINAMI KYOTO」は京都御苑・京都御所より徒歩3分の大変便利な立地となっておりますので、お越しの際にはぜひご利用ください。