『京都御所』のご紹介-vol.4-|HOTEL KADO GOSHO-MINAMI KYOTO|公式サイト

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『京都御所』のご紹介-vol.4-

2019.07.05


「HOTEL KADO GOSHO-MINAMI KYOTO」は京都の中心部である京都御苑・京都御所より徒歩3分の距離にございます。

今回は、京都御所内の建物、その歴史についてご紹介いたします。




南北約450m、東西約250mの白い築地塀に囲まれた京都御所。
焼失を繰り返しており、織田信長や豊臣秀吉などその時代の権力者によりその都度再建されてきました。
現在の建物は1855年に徳川幕府によって再建されたものです。

東西南北にある6つの門のうち一番南側にある建礼門(けんれいもん)は、京都御所の正門にあたります。
最も格式の高い門で、天皇陛下のご通行のほか、外国の元首などの国賓来訪のときに開かれます。



御所内でもひときわ大きい建物である紫宸殿(ししんでん)は、天皇の即位式などの重要な儀式が行われてきた場所です。
平安時代の貴族邸宅の様式である寝殿造りで、高床式の建物の中央には天皇の御座「高御座(たかみくら)」、東には皇后の御座「御帳台(みちょうだい)」が置かれています。

昭和天皇の即位礼まではこの紫宸殿で行われましたが、平成天皇の即位礼の際には空路で、令和天皇の即位礼の際には陸路で、高御座と御帳台が東京まで運ばれました。


小御所(こごしょ)は皇太子の儀式や、将軍や幕府の使者との対面に用いられた建物です。
寝殿造りと書院造りの両方の様式が混合した建物で、1867年の王政復古の大号令が発せられた日の夜、徳川家の処分などを決めた「小御所会議」はここで行われました。


平安時代の寝殿造りや室町時代の書院造りなど、時代に応じた建築様式の建物が並ぶ様子は1000年以上も続いた都の歴史そのものです。
京都にお越しの際には、京都御所にお立ち寄りいただき、是非その歴史に触れてみてください。

次回は、清涼殿(せいりょうでん)、御常御殿(おつねごてん)、御池庭 (おいけにわ)について紹介いたします。


写真引用:photolibrary


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