小御所(こごしょ)は皇太子の儀式や、将軍や幕府の使者との対面に用いられた建物です。
寝殿造りと書院造りの両方の様式が混合した建物で、1867年の王政復古の大号令が発せられた日の夜、徳川家の処分などを決めた「小御所会議」はここで行われました。
平安時代の寝殿造りや室町時代の書院造りなど、時代に応じた建築様式の建物が並ぶ様子は1000年以上も続いた都の歴史そのものです。
京都にお越しの際には、京都御所にお立ち寄りいただき、是非その歴史に触れてみてください。
次回は、清涼殿(せいりょうでん)、御常御殿(おつねごてん)、御池庭 (おいけにわ)について紹介いたします。